なんだかんだ西野七瀬の究極の魅力は個性の無さだ

西野七瀬のことがたまらなく好きなのは、彼女がどこにでもいそうな子だからだ。

乃木坂46の8thシングル、「気づいたら片思い」のジャケットでは彼女が持つ「Seventeenとかイーストボーイの広告にいそうな典型的な女子高生」っぽさが全開に出ている。「究極の美人には特徴がない」とよく聞くけれども、彼女の容姿が持つ可愛らしさは、ベーシックを極めたものだと思う。彼女がいまモデルを努めている『nonnno(ノンノ)』も、カジュアルで全方位に好感度が高そうな路線のファッション誌だ。表紙おめでとう。

気づいたら片想い(DVD付A)

 

写真集「普段着」の総武線に乗っていそうなその辺の子っぽさ、「乃木坂工事中」で見せる「よく見ると可愛いんだけど大人しい子」っぽさ。ステージで歌唱中に見せる「僕の部屋の片隅で漫画読んでそうな妄想の中のあの子」っぽさ。メンバーとのやりとりから見える「女子会で欠席裁判のスタメンになっていそうな"めんどくさい子"」っぽさ。

自分がいつも見ているだけの、考えているだけのほとんど架空みたいな”女の子”の要素を、一身に纏った存在だと思う。アイドルだ。

 

久しぶりに2ちゃんねるの乃木坂板をみたら、以前よりもメンバーのアンチスレの勢いが増していた。もちろんなーちゃんのアンチも多いけれども、敵や困難に"負けない"ことがセンターの能力だとされている今では、それすら「アイドルらしさ」の一つだなと思えてくる。